漢方Q&A

Q.漢方薬は副作用が無いの?

漢方薬は天然動植物を使用します。
その為、天然成分に対してアレルギー症状が出る場合が有ります。
(小麦アレルギーや、蟹アレルギー、花粉症などと同じです)
また、漢方薬と言えど医薬品。使い方を誤れば予期せぬ症状が現れる場合が有ります。 少量試してアレルギーの有無を確認した後、合った処方を正しく服用すれば、副作用は起こりません。

Q.健康保険は使えますか?

申し訳ございません。
ドラックストアなどで棚に置いてある薬を買うのと同様に、 当店の漢方薬は健康保険をご利用いただけません。
ただし一部商品(医薬品)に関しては年末医療控除の対象となりますので気になる場合はご相談下さい。


Q.相談するのにどれぐらいの時間がかかるの?

漢方薬の処方には現在の病気や体調以上に、体質・生活習慣・病歴など、症状の原因をお話の中で探るため時間が必要となります。
風邪などの一時的な症状でしたら5分~10分。 皮膚病・お肌のトラブル・便秘・不妊症や習慣病などの慢性病は、初回は1時間前後、2回目以降は30分のお時間を頂いております

Q.漢方薬って効くまでにどれぐらいの時間がかかりますか?
病状や服用される薬の種類により、効果の出てくる時期は変わってきます。
慢性病など原因が長年積み重なり、体質改善が必要な場合は、回復にそれなりの時間がかかりますが、 「風邪症状」や「痛み」などの急性症状は、服用後数時間で効果が表れる事も多く有ります
ご相談時におおよその目安をお話させて頂きます。


Q.漢方薬ってマズいんでしょ?
はい。殆どの漢方薬は美味しくありません…
しかし中には飲みやすい漢方薬や、味を感じず飲める丸薬などが有ります。
煎じ薬や粉薬が難しい場合は、そういった服用しやすい漢方薬を御紹介します。
当店は一包からお薬をお分けできますのでまずは飲めるかどうか、お味見してからご検討ください。


Q.何日分位買うモンなの?
特に規定は御座いません。お好きな日数をお申し付けください。
遠方で何度も来店されるのが辛い場合は、纏めてご用意する事も可能ですし、
ご近所さんでしたら、毎日1日分ずつでもご用意できます。
オススメは、初回は味見で1包、飲めたら2週間分、調子が良かったら1か月分といった感じです。

漢方相談ってどんなことするの?

漢方の事って良く判らないけど、お店に行ったらどんな事をされるんだろう…何を聞かれるんだろう…
お腹押されるのかな?針刺されるのかな?壺や布団を買わされるのかな?etc etc
今までの恋愛遍歴や隠し事も言う事になるの?、前世や背後霊なんて言い出したらどうしよう。。
なんて不安に思われる方も大勢居らっしゃるかと思います。(私だけですか?^^;)

ご安心ください!
ご来店頂いた方にお伺いする事は気になる症状だけ!
お身体に触れる事は御座いませんし、
針や壺や布団、高そうな健康器具も購入する必要は有りません。(そもそも店にありません)

例えば、普通の薬屋さんやドラックストアで、薬剤師さんに「最近風邪引いちゃって…」と話せば
「熱は?」「喉は?」「鼻は?」と、症状を聞かれてお薬を出してくれますよね。
ソレと同じ事を漢方薬局でも行います。
違う部分と言えば質問の細かさ。
ドラックストアでは、風邪といえば「総合風邪薬」や「鼻風邪用」「喉風邪用」など5種類前後。
(メーカーの違いなどは沢山有りますが)
当店で風邪と言えば、風邪に効く漢方は少なく見積もっても20種類は有ります。
風邪の種類は勿論、病の進行や体調体質を詳しく聞かせて頂き、ピッタリの漢方を探し出します!
体に合った漢方は「眠たくなる」などの副作用も無く、一般的な風邪薬より早く治す事が可能です。
「難しい事を聞くんでしょ?」いえいえ、そんな事ありません。(ヾノ・∀・`)
「昨晩は寝汗かいた?」「お通じはシッカリ毎日有る?」「お野菜食べてる?」など、
日常会話に毛が生えた程度の事しか聞きません。

お客様の訴えをジックリお聞きして、体調とシッカリ向きあい、ピッタリな漢方薬を紹介する。
それが当店の「漢方相談」です(*´∀`*)

漢方相談の流れ

こちらが相談専用のスペースです。
お一人でも親子でもご夫婦でもカップルでもどうぞ!

①まずは問診票に記入していただきます。
(画像では私が記入していますが実際はお客様に記入していただきます)

②問診票をもとにさらに詳しくご相談内容を伺います。
 生活習慣や・運動量・食生活なども伺いますが
雑談感覚で良いので些細なことでもお話下さい。

③お客様の症状・予算に合わせたお薬を提示させて頂きます。

ご予算がありましたら予めお教え頂けると助かります。
お薬の多くは小分けでも販売しておりますのでご相談下さい。

国際中医師について

国際中医師は「医師」と付いていますが、日本での医師資格ではありません。
国際中医師だからといって、日本では医師のような医療行為が出来る訳ではありません。

中国には中医師という資格があります。
中国のお医者さんの資格の一つで、漢方を専門とするお医者さんの意味です。
国際中医師は、中国の中医師に近い経験と知識を持っているという事を証明する一つの検定試験です。

日本では、「鍼灸師」などの資格はあっても、中国のように「中医師」という国家資格がありません。
殆どは漢方の専門学校などに通ったり、独学で勉強したりしています。
この為、漢方の知識・経験には、非常なバラツキがあります。
このバラツキの問題を少しでも解決して、有る程度の知識・経験を保証しようとするのが「国際中医師」です。

国際中医師は、中国政府が公認している日本で唯一の検定試験です。
これに合格した人は、中国政府公認の漢方アドバイザーという事になります。
勿論、国際中医師でない人にも、すばらしい経験と知識を持っている人は沢山います。
必ずしも国際中医師にこだわる必要はありません。
あくまでも、一つの目安と考えて下さい。

店長 深谷朋昭

深谷朋昭(ふかや ともあき)
1981年4月22日 地球の日・良い夫婦の日に生誕
薬剤師・国際中医師・日本中医薬研究会会員・イスクラ中医薬研修塾卒業
無類の猫好き。ペットの猫にも漢方薬を飲ませる程の愛猫家。
インドア派。主に読書が好き。漫画と中医学が半々。
古本屋巡りが趣味。東京なら神保町、名古屋なら鶴舞~上前津。
珈琲大好き。

X(旧Twitter) Instagram

深谷薬局 明寿漢方堂について

深谷薬局は、初代の深谷薫が大正12年に愛知県刈谷市八幡町に開局致しました。
現在は三代目の養心堂と杏村、四代目の明寿漢方堂の3店舗にて
地域の皆様の健康に寄与できるよう務めています。
私は幼少の頃、化膿性股関節炎という病を患い下肢切断の危機に瀕しました。
幸い外科手術が成功し下肢切断は免れたのですが、
生涯運動は出来ないと宣告されました。
その日から、苦くて不味い漢方薬との戦いが始まりました。
(年少組の幼児にしては)大量の粒や粉を飲まされ続けました。
…だいぶグズッたそうです^^;
元気に回復してほしい両親と飲みたくない私の死闘は続き、
小学校に上がる頃には、健常人と変わらず元気に走り回れるようになっていました。 執刀医の先生も驚かれる程だったそうです。

私に元気に走り回れる足を与えてくれた漢方薬。
今度は私が健康に悩む皆様に伝えたい。
そんな想いから、この明寿漢方堂が生まれました。
皆様を明るくし、生涯を健やかに過ごして頂く為の薬局でありたいと思います。